病院待合室にて ~見通しについて考える~

 笑顔が溢れ、そしてとても清潔な感じの個人医院の待合室。

 「良い感じの病院だなあ」と思いながら待っていました。

 待ち時間は「こんな旦那ですみません。」という本で暇潰し。

 そして、時は経ち1時間40分が経過。「ながい!遅い!どうなっとんねん!」平静を装いながらも、心の中は怒りぎみです。

 ようやく呼ばれ、結局診察が終わったのは2時16分後。「トホホ。遅くなったなあ。けど、先にくら寿司でごはん食べといて良かった。」と思いながら家路に着きました。とてもウンザリ気分でした。

 

 しかし

 「待てよ!この状況、僕も同じことを利用者さんにしてないか!」

 との思いがわいてきました。

  ・見通しを伝えたつもりになって

  ・ただただ笑顔

  これでは、やっぱり困ってしまいます。

  他の人に何かを伝える、そして理解してもらうということは、とても難しいことだと思います。まず、理解するということ自体が、様々な要素を複合的に理解することを必要とします。(色、文字、状況、時間の経過などなど、もっともっと)

 私たちはこの「伝える」ということをしっかりと考えなければなりません。笑顔は大事!しかし、ただただ笑顔にだけならないよう、しっかりしなければ!

牧得生